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市民参加・合意形成手法入門講座

市民の満足するまちづくりには住民との合意形成は欠かせない。市民と議員の条例づくり交流会・PI-Forum 共同企画に参加した。(2.7)

東京工業大学大学院教授 原科幸彦氏
合意形成には1.情報提供2.意見聴取3.形だけの参加4.意味ある応答5.パートナーシップと参加の5段階がある。●情報公開 議事録は発言順に発言者名を公表すべき(誰がステークホルダーかわかる)●意思決定への参加 「意味ある応答」が必要で、事業段階からの参加ではおそすぎる。

愛知学泉大学教授 伊藤雅春氏
ワークショップの運営技法も大切なスキルで、ステークホルダーの選び方:賛成者、反対者の両方をいれるなど、多様な参加者であること。コミュニケーションも6つの役割がある。1.まずは共通の土俵をつくる2.百聞は一見にしかずの精神で3.考えられることはすべて出してみる4.創造し表現する楽しさを味わう5.全体と子を関係づける工夫6.場の変化を捉えて記録する。

両者とも各自治体の事例をあげて、話されていた。ワークショップの運営の工夫は不可欠だと感じました。

国際航業株式会社フェロー 上野俊司氏
合意形成プロデュ-サー育成案などを紹介された。

富士市ではごみ処理建設地の件で住民との合意形成ができておらず、5年以上話し合いが続いている。意味ある応答をしていく必要があるし、まるっきり平行線であれば、現在の場所ありきではない考えも示さなくてはいけないのだと思う。行政側は、建設OK派の講師をよび、講演を開き、反対委員会は建設に問題ありと説明する講師をよび、講演を開いている。両方の講師を一緒に招き、賛成派、反対派、多様なステークホルダーを交えて、ワークショップを行なうことも1案だと思う。このときは、しっかりとしたファシリテーターをつけなくてはいけませんが。
by izumi-yworld | 2009-02-11 17:15 | 議員生活
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