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アラブの女性たちは今

国連NGO国内婦人委員会が主催、副題「リーダーシップの達成とその成果」とし、フォーラムが開かれた。(2.1)今回は、日本女医会が担当団体です。

●大森安恵氏 (東京女子医科大学名誉教授)
人は自分より10倍働いている人をみて「あの人はよく働いている」という。~もっともです。(I)女性はリーダーシップをとる自尊心と野心が乏しい。~女性のみなさん、自分の好きなこと、得意なことって何ですか?(I)

●ナワール・ファリズ氏(放射線開業医・ヨルダン)
ヨルダンは王室の社会活動が盛んのようで、また貢献も目にみえる。少女対象の教育プログラムを含め、女性のリーダーシッププログラムがある。(LEMP, Madarasti HMQ's)王室は男女平等を信じているから協力をする。今の王は母親の姿をよくみて育ってきている。だから理解があるとのこと。王室ファミリーの写真もみましたが、とっても素敵で、ああいう家族像にあこがれます。

●アジザ・ヘルミー氏(国家母子評議会上席顧問・エジプト)
歴史をさかのぼり、女性のリーダーシップについて話をしてくれました。ファラオ時代、女性は尊重され、男性と同等の権利をもっていた。歴代の女性の中で、ハトチプス王妃(Queen Hatshepsut)やネフェルティティ王妃(Queen Nefertiti)の力強いリーダーシップを発揮していた。エジプトに行ったとき、ガイドさんがクレオパトラは世界3大美女と有名だけど、エジプトではネフェルティティ王妃のほうが美女だといわれていると説明があった。才色兼備な方なのですね。
アフリカでは女性器切除Female Genital Mutilation(FGM)の慣習が残っているところがあるが、これは負の遺産で、廃絶の声があがっているそうだ。

●ラニア・アルハジ・アリ氏(在京シリア臨時代理大使、シリア)
男女に賃金の違いがなく、また、第1子誕生後4ヶ月の休みまた、1日1時間授乳で有給がとれるそうです。男女平等への働きは活発のようでしたが、今後の課題は「法に記されてる男女差別にあたるもの」を改善していくことが必要だといっていました。具体的にどんなものか聞く機会がありませんでしたが、良い方向にいってほしいと思いました。

●上川陽子氏(前内閣府特命担当大臣、男女共同参画・小子化担当)
日本では第1子出産後、70%は仕事をやめていること。女性センターヌエックは今後アジア女性センターへ、貢献できるよう期待していることなど、日本の状況をいろいろと話されました。勉強になりました。ありがとうございました。
by izumi-yworld | 2009-02-10 21:33 | 講演・講座
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