イタリア精神保健改革の最初の20年を描いたイタリア映画「C’era una volta la città dei matti」邦題「むかしMattoの町があった」を鑑賞しました。精神病院をなくす思い切った改革にとても関心があったからです。昔の精神病、狂気と判断された人たちの扱いは腹立たしいものです。同じ人間なのに。それと同時に家族の葛藤もわかります。どうしていいのかわからない。また、私たちも大小の差はあれど、気分がふさぎ込んだり、高揚したりするときがあるし、ただイライラするときもある。
本人たちの意思、家族の思い、病院、センターのあり方、とても考えさせられました。
映画の一シーンで、彼等が病院からでてよい。縄をはずされて自由の身なのに、いつのまにか「身体が自由になっても心が自由になっていない」この世に生まれてこんな悲しいことはないなよって。
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