いつも会議ばかりの東京行きではなくて、ちょっと観光も楽しんでみようと、日本橋あたりにいってみました。この周辺は江戸時代の跡をいたるところでみることができます。
江戸時代から続く刷毛とブラシは芸術品のようにみえます。漆を塗る刷毛には女性の髪の毛を使用するそうです。それもパーマをかけたことがない。染めたことのない自然の髪を使用するそうです。それで日本以外のアジアの女性の毛を使用することが多いそうです。
和紙に墨で書いた帳簿。太いロープがついているのは、火事になったとき川など水の中にいれて帳簿を守ったそうです。江戸時代など昔は火事がよくあったんですよね。水につよい和紙と墨。昔の人々の知恵がみえますね。東日本大震災の際も和紙に墨でかかれた古文書が流れに流れ見つかった時もしっかりと読めたそうです。
日本橋の大伝馬町の紙問屋、小津さんの店のある通りの江戸時代(写真上側の絵)と今(写真一番下)。現在は無機質な建物がならんでいますが、歴史を知ると、この通りを歩くのも感慨深くなります。ここから富士山が見えたのですね。江戸時代にスリップしてみたくなります。