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こどもの図書館について考える

アメリカで学生だったころ、図書司書のみなさんには大変助けられたという記憶が、東京子ども図書館の荒井督子さんの講演をきいてよみがえってきました。幼児教育を専攻しているとき、街の小さな児童図書館によく通いました。「今度のテーマは親子の愛にしたの。どの絵本がいいかなあ」「そうねえ。この本は~。そうそうこっちの棚になる本は~」というように。何十分でも話をきいてくれるし、何時間でもいても飽きない大好きな空間でした。児童図書のプロはすごい知識をもったものだと尊敬していました。

街の大きな書店に絵本コーナーがあり、大好きな赤犬のClifford〔クリフォード〕が来ると聞いて、大喜びでカメラ片手にいったこともありました。園児にまじってCliffordの物語をきいて写真とって。この大人なんなのか?と、Cliffordもびっくりだったでしょうね〔笑〕

ふと手にとった一冊の絵本から、自分の体験をしたことのない世界が繰り広げられていたり、おなじような経験をした主人公がでてきてほっとしたりと絵本はこどもたちにとって(大人にとっても)なくてはならい友だと思います。

講演では石井桃子さんが児童図書館員養成に尽力をつくされたお話をききました。50年もの前に、英米で児童図書館員という職業があることを知り、子どもの本の質向上に果たす役割は大きいと考え、日本で確立すべく頑張られた方だそうです。会場には富士市内の文庫や図書館で働く方、読み聞かせをするボランテイアの人たちなど児童図書について詳しい方々が多く参加されていたようです。このように児童図書に関心が深く、こどもたちにとってよりよい図書館環境をと考えている人たちが多くいます。

今後も現場の人たちの声や専門家の声をきき、よりよいものにしていきたいと思います。みなさま、ご意見をどしどしくださいませ。

2008年2月定例会〔3月6日〕 山下いづみ一般質問 「学校図書室運営について」
http://www25.city.fuji.shizuoka.jp/VOICES/index.html


しばらく読んでいなかった児童書を読みたくなりました!
by izumi-yworld | 2011-02-02 12:21 | 議員生活
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