カテゴリ:エッセー( 20 )

雪のなかで

山の中を抜けていくと
雪におわれた広い空間があらわれた
太陽の光が一身にその広場を照らしていた

誰もいない
何もない

一歩足を踏み入れると
スーッと足が雪にうもれる
また一歩足を踏み入れると・・・
気持ちのよい感触だけが残る

雪は光りに照らされきらきらとしている
まわりをみわたせば
光りのシャワーの中にいるかのように
きらきら きらきらと空気が踊っている

心も身体も宙に浮き
すべての重力がわが身から離れていく
自我、エゴ、私がなくなり
そして
宇宙と一体になっていった by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2011-02-14 22:23 | エッセー

重みのある声
柔らかみのある声
すがすがしい声

軽々しい声
威圧感のある声
虚栄の声

声にもいろいろとあるものだ

言葉じりに惑わされず
真の声をとらえてみよう  by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2010-01-19 22:24 | エッセー

芸術に触れ

尊厳たる態度で建つ建築
重量感のある絵画
キーンと張り詰めた表面から垣間見る内面のやわらかさ
彫刻の隙間から流れでるエネルギー

何度となく、いつとなく、ひれ伏したことか
何度となく、涙を流したことか
純なる存在を前にして
鎧を脱ぎ捨て、素になることのほか術はない

芸術とはすなわち生命の根幹  by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2009-11-25 13:51 | エッセー

文具店のおかみさん

店の前に車を止めると
おかみさんの後ろ姿がみえた
「あっ、今日もいる。何を話そうかなあ」

お店には買い物より、話がしたくて通っていた

「あ~ら、そうなの。おもしろいわねえ」
「いいことね。応援するわよ」
「私も話をききたいわ。今度いくわね」
「この間の話だけど、こうしたらどう?」
「よいことだもの。多くの人に知ってもらうのよ」

心細い私を
落ち込んでいる私を
どんなに勇気づけてくれたのか・・・

先週、大好きな尊敬するおかみさんは亡くなった
最後まで気丈だったとのこと

ありがとう!
ありがとうございました

でも、できることならば、また話がしたい
ずーっと話をしていたかった by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2009-02-03 10:17 | エッセー

人はいつ気づくのか

辛くて 人に頼り
悲しくて 人にすがり
寂しくて 人に怒りを撒き散らし

人はいつ気づくのか? 自分の姿に

何度も何度も同じことの繰り返し
行き着くところはいつも同じ 

私は幸せではない 
あなたのせい

おかしいよ?
どうして自分を信じることができないのか?

信じたい
でも、できない

欲しい、欲しい、欲しい!
愛されたい、愛されたい、愛されたい!

とっても寂しくて、臆病な目をしている

人はいつ気づくのか?

どんなときでも、いつのときでも
素晴らしい自分
愛くるしい自分
幸せな自分
そして、まわりにとって大切な存在であることに

これが真実なのです by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2008-07-11 08:08 | エッセー

気高き人々

なんと気高く、温かな人たちなのだろう
なんと大きくて、清らかな人たちなのだろう
毎日、人に会いそう思う

ねえ、こんなに苦しい思いをしたの
ねえ、こんなに悲しい思いをしたの
だから、人が私と同じつらい思いをしないように、改善してほしい
みんなが幸せになってほしい

私に駆け寄る人は、みんなそういうのだ

なんとやさしく、快活な人たちなのだろう
なんと楽しく、前向きな人たちなのだろう

こうすれば、良くなると思うよ
こうすれば、もっと良くなると思うよ
こうすれば、ねえ、こうすれば・・・
私たちは話に夢中になる

希望しか見えない
希望しかない
さあ、明日も進んでいこう
心を合わせて進んでいこう by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2008-03-08 21:54 | エッセー

真っ暗な夜明け

真っ暗な夜明け
外にでる
星がみえる

冷たい空気が頬をさし
寒さに身体をすぼめる

凍った露が顔をさし
目は開かない
鼻は麻痺する
手足は動かない
冷気だけが身体を囲む

エイッ!
こういう状況が好きなんだと
身体を外気に放り出す

すると

不思議だな
身体の芯が火を噴くように熱くなってくる

生きている
魂の底から生きている

人間って無限大なんだ   by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2008-01-20 12:00 | エッセー

いい空気が流れている

ふわっとしていて、気持ちよくて
ずっしりしていて、安堵感があって
すかっとしていて、さかわかで

とってもいい空気が流れている


何ひとつ形にはみえないけれど
こころの底から充実感がある

ありがたい
今、ここに存在することがありがたい by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2007-10-22 23:21 | エッセー

美しい

美しいという言葉が好き

美しい人に惹かれる
美しいものに魅了される

美しさは、取り繕れない
美しさは、命の根源から噴出すもの

美しい人に寄り添うと、安堵感がわく
美しいものにふれると、心が落ち着く

いつも美しい人たちに触れていたい
いつも美しいものに囲まれていたい
そして、美しく生きていたい  by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2007-09-10 19:56 | エッセー

白い光線に包まれたとき

ふっとからだが浮いた
重力、圧力のすべてが、からだから離れていった
ただ、ただ、軽やかで、穏やかな空間に身が遊ぶ

気持ちが軽い

暴言が励ましの言葉へ
悪態が良識ある態度へ
邪気が逃げていく

人はここぞというときに
みえぬ力によって護られ
底力を発揮する  by Izumi Yamashita
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by izumi-yworld | 2007-09-03 23:12 | エッセー