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おしりがプリンプリン

マーッサージを職としている人と話込んだ。趣味が高じて職になったそうです。彼女の目の輝きはいつみても美しく、いい人なんだと思う。

「マッサージを人にやって、しあわせに感じることは?」
「いつも終わった人の後ろ姿をみて、喜びを感じるの」
「えっ?」
「なんか、体が軽やかになって、おしりがプリンプリンって、動く感じで帰っていくの。幸せそう」

マッサージは彼女の天職なんだと思う。
一度、彼女のマッサージにかかったことがあった。
「どう、あれから体の調子?」
「いいです」
「この間は、体のすべてはほぐさずに、要点だけ押さえて、体全体に気が通るだけにしたのよ」

私はたちまち、マッサージのことをもっと深く聞きたくなった。
「それって、どういくことなの?」
「ツボを押せばいいだけでなく、また、すべてをほぐしきれば、体にいいわけでもないのよ。あまりにもこりすぎていて、いっぺんにやったら、体がだるく、ゆるくなりすぎてしまうでしょう。」
「ふ~ん。でも、要点だけ押さえて、全体に気をまわるようにするって、すべてのプロができるわけではないでしょう?それって、ある意味、マッサージ師の精神の持ち方によるのでは?」
「そうなのよ。いくら、教えても営利主義に走った心では、できないのよ」

そこから、私たちはえんえんと、本物の真髄は...。っと、あーだこーだ話はじめ、時間が過ぎていったのでした。
by izumi-yworld | 2007-05-04 19:17 | 日々の出来事
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