何かがあれば、すぐに自然に感謝、大地に感謝とはじまるので、私の興味もすっかり自然のみになってしまうぐらいだった。「いづみ、この木の皮をいただいたお礼に、感謝の祈りとタバコの葉をこの木のまわりにまいておくから」と、いま皮をはいで持っていったひとにいってくれ。とインディアンにいわれた。この木はとても甘い香りがして、蟻たちもたくさん集まっていた。
立ち話をしていたら「あっ、鳥が話しをしている。聞いてくるから」とその場を立ち去ったインデイアン。
自然の中にいるということは、なにもないのではなく、すべてある。それも私たちの内に。そう感じたのでした。