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家政学を学ぶ利点さまざま

静岡新聞 2006年2月11日 ひろば 論評発言 に載りました。
ファミリー・ライフ・エジュケーター 山下 いづみ

私はよく海外に行き、多文化を楽しみます。しかし、他文化に触れるほど、自分が日本人であることを強く認識させられ、また誇りに思っています。日本には季節にあった食事や行事、そして自然と共に歩む生活があります。また、社会を気遣い、家族をいたわる文化があると思います。

しかし、世の中は今、家族問題対応に追われています。しばし家族問題は家計困難や、栄養バランスの悪い食事からくる疲労、家族、他人との意志疎通を欠き人間関係が悪化することなどがあげられます。また心身の疲れはいろいろな状況が重なっていることもあります。だから、今、家庭、子育て支援、学校教育の軸に日常生活に密着し、そのすべてを見渡すことのできる家政学の力が必要です。

栄養ある食事、家計、子供の成長、お年寄りの世話、夫婦関係、友達関係、日常生活、人間関係などすべての生活環境をトータルで取り扱う家政学は生活の知恵、人付きあいの楽しくなるアイデアの宝庫です。現場に家政学を取り入れることによって、赤ちゃんからお年寄りまですべての人にいきわたるサポートができてくるでしょう。

家庭問題悪化を防ぐ為にも見逃してはならないことです。
by izumi-yworld | 2006-02-11 14:33 | FamilyLifeEducation
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