人気ブログランキング | 話題のタグを見る

原爆

テレビで原爆の特集をやっていた。広島、長崎に原爆が投下されてから今年で60周年。当時、原爆を発明したアメリカの博士が来日、そして、被爆者2名との対談を聞いた。

被爆者が「あやまってほしい」と、いった。そして、博士は「私はあやまらない。あなたがあやまるべきだ」と、いった。「真珠湾攻撃をわすれるな」という言葉があるという。

なぜかとても悲しくなった。戦争を指揮した者たちは部外者で、その下にいた者たちが、気がすまないから、謝罪がほしいといっている。戦争は絶対におきてはいけないと思う!だれも幸せにならないから。

広島記念公園にいくと、晴天のひろがる日でさえ、悲しい空気に包まれ、なぜか、「ごめんなさい。冥福を祈ります」と言葉が出てしまう。どうだったのだろうか。本当に博士、そして被爆者の人たちもお互いに「ごめんなさい」という言葉がでてこなかったのだろうか。

人はつらい、悲しい、怒りの出来事に同情、同調する生き物であると思う。しかし、そこからの教訓、学びを生かし、多くの人たちの共感、共鳴、協力を得られることは、「悲しい顔、言葉」ではなく「明るい、活力のある顔であり、言葉」であると思う。

本当につらいことを明るさで表現することは、人間を通り越した強靭な精神が必要なのかもしれない。でも私たちはできるのでは。幸せを求めているのなら。
by izumi-yworld | 2005-11-27 18:51 | ニュース
<< お料理教室 カテキンさつま包み揚げ >>