石巻で出会ったひとたちはとっても優しかったです。なにもなくなったのに、まだ、人に与えようとする人たちばかりでした。
ホタテ貝拾いの時はふみちゃんがコーヒーとがんづきを。また、滞在中、宿泊所にはイチゴやわかめの差し入れが届きました。ちょうど私たちメンバーに東京で剣道をやっている家族がいました。彼らは震災時に、石巻の剣道場に義援金を送ったそうです。そのお礼といって私たちにいちごを差し入れしてくれたのです!これからもまだまだお金がいりたいへんだと思うのにびっくりしました。また、石巻のいちごがあんなに甘いとは知らなかった。こちらも嬉しびっくりでした。
小渕浜の漁師さんからは、とりたての大量のわかめが届きました。ビースボートボランティアはグループにわかれいろいろな場所に支援にいくのですが、そのお礼だそうです。なにもなくなってしまって、生活しなくてはいけないのに、びっくりしました。もちろん、わかめはこりこりしていてとってもおいしかったです。

雄勝町庁舎の前の商店、住宅はすべて破壊されていました。その前に現在はプレハブがたてられ、商売をはじめるようになってきています。店の人たちは穏やかににこにこと商売をしていました。私たちがお昼休憩にいくと、「ご苦労様です」なんて声をかけてくれるのです。


宿泊所の簡易シャワーが凍結して使用不可だったので、1日だけ街のお風呂屋さんに連れていってもらいました。嬉しいことに温泉風呂もありました。ひとり露天風呂で湯につかったひとときはちょっと贅沢な気分でした。みなさん、早風呂でそうそうに湯船からいなくなりました。お風呂屋さんでも脱衣所で地元のおばさまが「災害支援ですが、ご苦労様です。ありがとうございます」なんて、頭下げられこちらが、恥ずかしい気分になりました。
今、震災を受けた場所では、いろいろな思いをして多くの人たちが生活をしています。こちらに流れてくる情報は必ずしもよい情報ばかりではなりません。たとえば、朝から毎日酒のんで、働こうともせず、俺たちを助けろみたいな人たちもいるとか。でも、私が出会った人たちはとっても謙虚でやさしくて、本当に人のいい人たちばかりでした。きっと自暴自棄になって自分を見失ってしまった人たちも、地元で頑張っていこうと前を向いている人たち、どうにかしたいとボランティアに来た人たちの愛にふれることができたならば、きっときっと、必ず立ち直って東日本復興に大きな力を発揮してくれるのだと思います。頑張ろう、みんな!!